1. プログラムのねらい

生成AIやデータの活用を推進するための基礎知識や分析手法・手段を学び、参加企業が課題解決に向けて具体的な行動に移せるようにする。

2. 到達目標

新たなDX環境における基本的素養を涵養する

  1. 生成AIの基礎を習得し、活用できるようにすることを目指す
  2. データの前処理を適切にできるようになることを目指す
  3. グラフ作成などの基礎分析を正確にできるようになることを目指す
  4. 予測分析の基礎の習得を目指す
  5. 業務課題を見直し、DXやデータ活用を考えるきっかけ、またDXの考え方が向上していることの実感を目指す

3. プログラム内容

原則 講義・実習150分+質疑応答15分+休憩15分

第1回11月18日(火) 13時30分~16時30分 
「ガイダンス:新たな時代のDX環境について」
~DXやデータサイエンスについての概要を説明し、事前アンケートで得た受講者の困り事を参考に導入事例を紹介します。~
講師 井本望夢(合同会社mitei 代表/データサイエンティスト)
第2回12月23日(火) 13時30分~16時30分 
「生成AIの基礎」
~ChatGPT・Gensparkのセッティング、事例紹介、演習を行います。~
講師 井本望夢(合同会社mitei 代表/データサイエンティスト)
第3回1月20日(火) 13時30分~16時30分 
「データの可視化とデータからの価値の創造1」(Excel、ChatGPT使用)
~売上に関するサンプルデータを使い、Excelでデータ整理・データ分析の基礎を演習します。また各分析の統計的な考え方について、数式などを除いて実践的な解説を行います。~
※外れ値・表記揺れ・折れ線グラフ・散布図・ヒストグラム・クロス集計など
講師 井本望夢(合同会社mitei 代表/データサイエンティスト)
第4回2月10日(火) 13時30分~16時30分 
「データの可視化とデータからの価値の創造2」(Excel、ChatGPT使用)
~生産に関するサンプルデータを使い、Excelでデータ分析の基礎を演習、解説します。また各分析の統計的な考え方について、数式などを除いて実践的な解説を行います。~
※標準偏差・箱ひげ図・回帰分析
講師 井本望夢(合同会社mitei 代表/データサイエンティスト)
第5回2月24日(火) 13時30分~16時30分 
「業務課題の見直し」
~受講者の問題と課題を整理し、課題解決のための方法を議論・検討します。~
(発表 10分+質疑応答 10 分、講評)
講師 井本望夢(合同会社mitei 代表/データサイエンティスト)

4. 開催場所

滋賀大学大津サテライトプラザ (大津市末広町1番1号日本生命大津ビル)

5. 受講料

無料

6. 定員

10~20名程度

7. 対象

  1. DXやデータ分析に関する専門知識をこれから身につけたいと考えている中小企業の経営者
  2. 今後社内のDX推進を担っていく人材

※第2回からは、インターネット接続およびExcelの利用が可能なパソコンをご用意ください。会場のWifiへの接続可。
※進捗に合わせて適宜補講を行います。

プログラムにおける学びの仕組み

(1)事前アンケート・各回講座後アンケート

事前アンケートを実施することで受講者の業種や知識レベルを把握する。
また各回終了後にもアンケートを実施することで、講座のスピードや内容の難易度設定などを柔軟に対応でき、また疑問点等を記述してもらうことで次回講師から回答を行うなどのコミュニケーションをとることができる。

(2)実習の実施

実習を通して、新しい知恵が生まれるほか、互いの認識を伝え共有することで、気づきを得て、学びを深めることができる。また、各回で行った演習成果を提出することで、不明点があった場合には講座内で質問をしたり、成果物を通して講師が理解度を把握したりすることができる。

(3)経営課題の解決

講義での学びを活かし、各企業のDX分野に関わる課題を理解し、解決する技能を習得する。

講師プロフィール

井本 望夢(合同会社mitei 代表/データサイエンティスト)

愛媛県松山市出身。2020年滋賀大学データサイエンス学部在学中に合同会社miteiを創業、同社代表に就任。その後、滋賀大学発ベンチャー第2号に認定。企業の規模を問わずデータ分析の第一歩を踏み出せるよう、分析の受託やコンサル、教育事業等で活動中。地域企業と共に持続可能な成長・発展を目指している。