カリキュラム・ポリシー

経済学部のカリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

経済学部のカリキュラム・ポリシー(2023年度以降の入学生)

滋賀大学経済学部は1学科3専攻で構成され、それぞれの専攻が専門性・体系性を持ちつつ、互いに補い連携して学際的・総合的な専門科目を提供する。そのうえで、ディプロマ・ポリシーに基づき、以下のような方針に沿ってカリキュラムを作成している。

  1. 三層構造のカリキュラム
    経済についての専門的な知識を習得するために、専攻を軸とした専門教育として「講義系科目」と「演習科目」による体系的教育課程を提供する。「講義系科目」では、基礎科目、コア科目、専門科目の3層構造の科目群によって、学修成果の到達目標の向上に向けたカリキュラムを提供する。基礎科目では経済学部で学ぶ上での基本的手法・知識を学び、コア科目では専門分野の基礎学力を形成する。専門科目では、専攻に基づいて専門的知識を獲得するための科目を選択し、習得する。「演習科目」では、1・2年次の大学入門セミナーやプレセミナーにおいて大学における学び方を習得し、3・4年次では専門演習や専門語学演習において専門分野の学習を深める。また卒業研究を通して経済・経営・社会に関する1つのテーマを深く洞察し、新しい知見を創出する。
  2. 全学共通教養科目群
    社会にかかわる多様な学問に接するために、ヒューマニティーズ分野、クリエーティブ・スタディーズ分野、サイエンス分野の3分野の全学共通教養科目群を配置する。
  3. 多様な人々との協働にかかわる科目
    多様な人と協働するためのコミュニケーション能力や規範意識を涵養するために、教養教育科目群には大学入門セミナー、外国語科目、体育科目などを配し、また専門教育科目群では専門演習、実践・体験科目など少人数教育を配している。専門演習では、専門分野の学習を通して教員、学生間でのコミュニケーション能力を涵養し、問題発見・解決能力といった応用力を強化する。
    実践体験科目では、インターンシップ、ボランティアなどの学外での様々な自発的な体験を支援する。
  4. 自主的課題発見・解決能力にかかわる科目
    主体的な問題発見・解決能力の獲得のために、専門演習、実践・体験科目を提供する。特に、実践・体験科目のうち、プロジェクト科目では、現実の社会・経済の諸問題を題材とした問題発見・解決の方法の習得機会を、地域連携を主軸として提供する。
  5. グローバル人材育成にかかわる科目
    グローバルな見識と異文化コミュニケーション能力の獲得のために、「発展的学習プログラム」として「グローバル・コース」を提供する。また「実践体験科目」として自主企画海外体験・研修を推奨する。専攻横断的な「グローバル・コース」では、留学生とのグループディスカッションや共同研究・発表の科目、異文化理解や共同成果の実現を実践的に学ぶ科目、英語ネイティブ・スピーカー教員によるライティングやプレゼンテーション科目を開講する。また、海外インターンシップ・長期留学を支援する。
  6. データサイエンスにかかわる科目
    データサイエンスの応用知識を有する文理融合型の経済学部生の輩出のために、「発展的学習プログラム」として 「データサイエンス・コース」を提供する。価値創造基礎科目、社会科学分野の理論及び演習科目、プログラミングや数学を中心とするデータサイエンス科目を提供する。
  7. 学修成果の評価
    学部で定める 成績評価のガイドライン に沿って、各科目のシラバスで設定されている到達目標の達成度を評価する。
    成績評価は、学部及び担当教員の判断により、学部の教育課程の特性や学問分野の性質に応じ、シラバスに記載したすべての「授業の到達目標」の達成度を測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告など多様な方法の中から当該授業科目に適切な方法を選択又は組み合わせて行うものとする。「授業の到達目標」は、当該授業科目が学部のディプロマ・ポリシー(学位授与方針)のうちいずれの要素と関連するのかを具体的に記載するものとする。また、カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)に基づき、教育課程全体における位置づけを考慮して記載するものとする。
  8. 夜間主社会人コース
    リカレント教育や勤労者向けの教育を目的とした夜間主社会人コースも昼間主と同じ専門科目を提供する。
  9. 各専攻の専門的学識にかかわる科目
    (1)経済専攻
    多様な学説を学ぶ基礎理論科目、現状分析のための統計的手法や公共部門について学ぶ応用経済論科目、様々な問題を政策的観点から分析する政策経済論科目、国際的な経済関係や経済史について学ぶ比較経済論科目、経済主体の金融行動や金融取引を経済学の基礎理論に照らして分析する金融経済論科目を開講する。
    (2)経営専攻
    企業経営におけるマネジメント・システムについて、その組織、体制、さらに歴史的側面について学ぶマネジメント科目、企業の戦略や施策を学ぶマネジメント・ポリシー科目、自社の製品、顧客や競争相手の分析を行なうマネジメント・サイエンス科目を開講する。また、企業外部の利害関係者への会計情報について学ぶ財務会計科目、企業内部の経営管理のための会計情報について学ぶ管理会計科目を開講する。
    さらに、企業経営において必要な資金を獲得する金融・ファイナンスの基礎理論、金融市場とその参加者、証券分析等を学ぶファイナンス市場科目、投資家の資産運用、資産価格形成、企業の財務調達や資本構成、これらを統計学的な手法により分析する方法について学ぶファイナンス理論科目を開講する。
    (3)社会システム専攻
    現代社会の様々な出来事を幅広い視野から総合的に分析する力を養うことを目的に、現代社会を読み解くための基礎理論などを学ぶ社会システム論科目、法律の観点から社会の様々な現象の分析方法を学ぶ法システム論科目、人間の「知」の在り方などについて多角的に学ぶ思考情報システム論科目、世界の様々な地域・社会について言語・文化や歴史の観点から学ぶ国際文化システム論科目を開講する。

経済学部のカリキュラム・ポリシー(2022年度以前の入学生)

滋賀大学経済学部は5学科で構成され、それぞれの学科が専門性・体系性を持ちつつ、互いに補い連携して学際的・総合的な専門科目を提供する。そのうえで、滋賀大学経済学部では、ディプロマ・ポリシーに基づき、以下のような方針に沿ってカリキュラムを作成している。

  1. 三層構造のカリキュラム
    経済についての専門的な知識を習得するために、学科を軸とした専門教育として「講義系科目」と「演習科目」による体系的教育課程を提供する。「講義系科目」では、基礎科目、コア科目、専門科目の3層構造の科目群によって、学修成果の到達目標の向上にむけたカリキュラムを提供する。基礎科目では経済学部で学ぶ上での基本的手法・知識を学び、コア科目では専門分野の基礎学力を形成する。専門科目では、学習類型に基づいて専門的知識を獲得するための科目を選択し、習得する。「演習科目」では、1・2年次の大学入門セミナーやプレセミナーにおいて大学における学び方を習得し、3・4年次では専門演習や専門語学演習において専門分野の学習を深める。また卒業研究を通して経済・経営・社会に関する1つのテーマを深く洞察し、新しい知見を創出する。
  2. 全学共通教養科目群
    社会にかかわる多様な学問に接するために、人文・社会・自然・特定主題の4分野の全学共通教養科目群を配置する。
  3. 多様な人々との協働にかかわる科目
    多様な人と協働するためのコミュニケーション能力や規範意識を涵養するために、教養教育科目群には大学入門セミナー、外国語科目、体育科目などを配し、また専門教育科目群では専門演習、実践・体験科目など少人数教育を配している。専門演習では、専門分野の学習を通して教員、学生間でのコミュニケーション能力を涵養し、問題発見・解決能力といった応用力を強化する。
    実践体験科目では、インターンシップ、ボランティアなどの学外での様々な自発的な体験を支援する。
  4. 自主的課題発見・解決能力にかかわる科目
    主体的な問題発見・解決能力の獲得のために、専門演習、実践・体験科目を提供する。特に、実践・体験科目のうち、プロジェクト科目では、現実の社会・経済の諸問題を題材とした問題発見・解決の方法の習得機会を、地域連携を主軸として提供する。
  5. グローバル人材の育成にかかわる科目
    グローバルな見識と異文化コミュニケーション能力の獲得のために、「発展的学習プログラム」として「共創グローバル人材プログラム」を提供する。また「実践体験科目」として自主企画海外体験・研修を推奨する。専攻横断的な「グローバル・プログラム」では、留学生とのグループディスカッションや共同研究・発表の科目、異文化理解や共同成果の実現を実践的に学ぶ科目、英語ネイティブ・スピーカー教員によるライティングやプレゼンテーション科目を開講する。また、海外インターンシップ・長期留学のための支援も提供する。
  6. データサイエンスにかかわる科目
    「発展的学習プログラム」として、データサイエンスの基礎的な知識を有する文理融合型の経済学部生の輩出を目的とした「政策―ビジネス革新創出人材プログラム」を提供する。価値創造基礎科目、社会科学分野の理論及び演習科目、プログラミングや数学を中心とするデータサイエンス科目を提供する。
  7. 学修成果の評価
    学部で定める成績評価のガイドラインに沿って、各科目のシラバスで設定されている到達目標の達成度を評価する。
    成績評価は、学部及び担当教員の判断により、学部の教育課程の特性や学問分野の性質に応じ、シラバスに記載したすべての「授業の到達目標」の達成度を測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告など、多様な方法の中から当該授業科目に適切な方法を選択又は組み合わせて行うものとする。「授業の到達目標」は、当該授業科目が学部の学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)のうちいずれの要素と関連するのかを具体的に記載するものとする。また、教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)に基づき、教育課程全体での位置づけを考慮して記載するものとする。
  8. 夜間主コース(フレックス制)
    リカレント教育や勤労者向けの教育を目的とした夜間主コースも昼間主と同じ専門科目を提供する。また専門性と学際性を考慮し、将来の進路に対応して複数の学科の専門科目を体系的・計画的に学ぶ学習類型を提供する。
  9. 学科カリキュラム・ポリシー
    【経済学科】
    多様な学説を学ぶ基礎理論科目、現状分析のための統計的手法や公共部門について学ぶ応用経済論科目、様々な問題を政策的観点から分析する政策経済論科目、国際的な経済関係や経済史について学ぶ比較経済論科目を開講する。
    【ファイナンス学科】
    金融・ファイナンスの基礎理論、政策を学ぶファイナンス計画科目、金融市場とその参加者、証券分析等を学ぶファイナンス市場科目、金融システムや銀行、保険等の制度的側面を中心に学ぶファイナンス・システム科目を開講する。
    【企業経営学科】
    企業経営におけるマネジメント・システムについて、その組織や体制、さらに歴史的側面について学ぶマネジメント講座科目、また企業を存続・発展させるための戦略や施策が何かを学ぶマネジメント・ポリシー講座科目、そして自社の製品、顧客や競争相手の分析を行ない、自社に売上や利益をもたらす施策について考えるマネジメント・サイエンス講座科目を開講する。
    【会計情報学科】
    企業外部の利害関係者への会計情報について学ぶ財務会計科目、 企業内部の経営管理のための会計情報について学ぶ管理会計科目、企業活動の国際化に伴う会計上の問題について学ぶ国際会計科目を開講する。
    【社会システム学科】
    現代社会の様々な出来事を幅広い視野から総合的に分析する力を養うことを目的に、現代社会を読み解くための基礎理論などを学ぶ社会システム論科目、法律の観点から社会の様々な現象の分析などを学ぶ法システム論科目、人間の「知」の在り方などについて多角的に学ぶ思考情報システム論科目、世界の様々な地域・社会について言語・文化や歴史の観点から学ぶ国際文化システム論科目を開講する。
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