竹村 彰通
TAKEMURA Akimichi
滋賀大学は、湖国から世界へ拡がる知の拠点として、この社会の急激な転換期において、持続可能な未来社会を見据え「未来創生」に貢献する大学として挑戦を続けていきます。
私は、新たな時代を切り拓く大学改革として高い評価を得ている、日本初のデータサイエンス学部・同研究科開設による国内最大規模のデータサイエンス教育研究拠点形成の経験を生かし、この激動の時代をチャンスととらえ、皆さんとともに未来創生という新たな挑戦に取り組みます。
滋賀大学は第4期の中期計画期間に入ります。私たちは未来創生型の文理融合教育を通して次世代の価値創造を担う人材の育成と、不断の真理探究による新たな知の創出、更には社会との協働などにより、社会変革の駆動的役割を果たしていかなければなりません。
無限の可能性を秘めた学生諸君を始め、皆さんとともに、こうした滋賀大学教育研究の真価を社会に示していこうではありませんか。
プロフィール
学歴
東京大学経済学部経済学科卒業
東京大学経済学研究科修了
学位
米国スタンフォード大学(Ph.D.)1982年9月取得
米国の博士水準の学位
専門分野
数理統計学
主な経歴
1982.9 米国スタンフォード大学統計学部客員助教授
1983.9 米国パーデュー大学統計学部客員助教授
1984.6 東京大学経済学部助教授
2001.4 東京大学大学院情報理工学系研究科教授
2015.5 滋賀大学データサイエンス教育研究推進室長
2016.4 滋賀大学データサイエンス教育研究センター長
2017.4 滋賀大学データサイエンス学部長
2019.4 滋賀大学大学院データサイエンス研究科長
褒賞
2008 日本統計学会賞受賞
2014 日本統計学会出版賞受賞
社会活動
2004.9 日本統計学会理事長(~2006.9)
2011.4 日本統計学会会長(~2013.6)
著作・論文
単著
『現代数理統計学』創文社 1991
『多変量推測統計の基礎』共立出版 1991
『統計』共立出版 2007
『新装改訂版 現代数理統計学』学術図書出版社 2020
共著
『多変量解析の理論と応用』東京大学出版会 1994
『電子社会と市場経済 情報化と経済システムの変容』サイエンス社 2002
『統計学の基礎1』岩波書店 2003
『グレブナー教室 計算代数統計への招待』共立出版 2015
『現代統計学』日本評論社 2017
論文
“On the equivalence of the tube and Euler characteristic methods for the distribution of the maximum of Gaussian fields over piecewise smooth domains” by A.Takemura and Satoshi Kuriki. 2002.
“Holonomic gradient method for the distribution function of the largest root of a Wishart matrix” by Hiroki Hashiguchi, Yasuhide Numata, Nobuki Takayama and A.Takemura. 2013.
“Erdos-Feller-Kolmogorov-Petrowsky law of the iterated logarithm for self-normalized martingales: a game-theoretic approach” by Takeyuki Sasai, Kenshi Miyabe and A. Takemura. 2019.