国際的に活躍できるリスク・リサーチャーを養成
実業界では、リスクが経済活動の基本的な構成要素の一つであり、リスク・マネジメントなくして本来の活動と目標が達成できないと広く認められています。経済研究科博士後期課程(経済経営リスク専攻)では、経済学及び経営学に基づき体系的、総合的なリスク分析能力とリスク管理能力を備え、国際的に活躍できるグローバル・スペシャリストとしての「リスク・リサーチャー」の養成を目指しています。
研究科理念
「経済」、「企業経営」、「金融」、「情報」、「公共部門」等、個別化された枠にとらわれず、リスクに精通し、リスクを適切に管理し、リスクをふまえて新たな事業を創出できるグローバル・スペシャリストとしてのリスク・リサーチャーの養成を目的とします。
アドミッション・ポリシー
経済学研究科博士後期課程では、次のような人を求めています。
- いずれかの専門分野において修士課程を修了した者(見込含む)またはそれと同等以上の学力がある者で,専門的知識を持ち,論理的思考力と表現力,リサーチ能力をもつ実務経験者ないしはそれに相当する人
- 経済学または経営学,及びリスクに関する知の探求と創造に高い意欲と能力のある人
- 国際社会・地域社会の課題の発見とその解決に高度な専門知識と見識・教養をもって指導的役割を果たすリスク・リサーチャーを目指す人
研究科の特色
金融・経済・経営、3つの研究領域を設定
経済活動に伴って生じるリスクのうち、金融リスク、経済リスク、経営リスクに研究領域を設定しています。研究教育組織は、リスク基礎、リスク発展から構成され、さらにリスク発展は、リスク理論、リスク管理、リスクと創造の3つの研究分野から構成されます。
リスクを総合的に学べる、日本唯一の大学院
リスクをテーマに総合的に学ぶことができる社会科学系の大学院は、日本全国を見ても滋賀大学の本専攻しかありません。リスクについて専門的に学びたい人が全国から集まるため、学生たちのバックグラウンドも多様で、刺激ある教育環境が生まれています。