世界で、地域で、時代をリードするスペシャリストへ
経済学部ではこれからの知識集約型社会にふさわしい人材を育成します。日本初にしてトップランナーである滋賀大学データサイエンス学部と連携し、ユニークな文理融合教育を通じて価値創造のできる人材を養成します。また、インテンシブな外国語教育や海外研修など特色ある教育を通じて実践的能力を養い、グローバルに活躍できるスペシャリストを養成します。
学部理念
経済学部は、前身である彦根高等商業学校の建学の精神「士魂商才」に込められた深い教養と社会貢献の精神を涵養する伝統を受け継ぎながら、実績と伝統に安住することなく、独自の改革を進めています。建学の精神を現代に活かした教育理念として「国際的な視野をもち、環境に配慮しつつ地域社会にも貢献できる、個性ある専門職業人の養成(グローバル・スペシャリストの養成)」を掲げ、「意識・知識・見識」の涵養とそれを基礎にした課題探求力の育成に取り組んでいます。
アドミッション・ポリシー
経済学部は、学部の教育理念・目標に基づき、次のような人を求めています。
- 経済学部で学ぶために必要な基礎的知識、論理的思考力と表現力、コミュニケーション能力をもつ人
- 経済学部における知の探求と創造に意欲と能力のある人
- 意識・知識・見識を身につけた専門職業人を目指す人
- 国際社会・地域社会の課題の発見とその解決に主体的に取り組む意欲のある人
学部の特色
国立大学最大規模だからこそ実現できる、真の分野横断的な学び
(令和5年度改組後のカリキュラム)
経済学部総合経済学科は、経済学、経営学に加え法学、人文学など領域を超えた学びによる総合知を養成します。また、幅広く教養科目や専門科目を学んだうえで、3年次進級時に専攻を選択する「レイトスペシャライゼーション」を導入します。入学後に学んだことや自分の適性を踏まえて専攻分野を選択することで、多様な学びと専門性を両立します。さらに、時代をリードするスペシャリスト養成特別コースとして、グローバル・コースとデータサイエンス・コースを設置。彦根の地から世界に羽ばたき、未来を担う若者を輩出していきます。
総合経済学科
総合経済学科では、複雑に高度化し変化の激しい現代社会に柔軟に対応できる創造的で革新的な人材を育成するために、様々な学問領域を自由に学べるカリキュラムを提供します。1~2年次に幅広く学習することで自分の興味を見極め、3年次進級時に、経済専攻、経営専攻、社会システム専攻から専攻を選択。基礎的な知識が身についたうえで本当に学びたい分野の専門性を深めます。さらにより高度な専門性の獲得を目指した特別コースとして、グローバル・コースとデータサイエンス・コースを用意。グローバル・コースは、入学時と第1セメスター終了後に、データサイエンス・コースは入学時と第3セメスター終了後に、希望者から選抜を行います。
経済専攻
多様な経済学説の基礎理論、統計的手法、公共政策、国際的な経済関係や経済史について学びます。
【専門科目】
ゲーム理論、行動経済学、計量経済学、政治経済学、環境経済学、国際経済学、経済学史、経済データ分析演習 など
経営専攻
企業経営、金融・ファイナンス、投資家の資産運用や資産価値形成、財務会計について学びます。
【専門科目】
経営組織論、マーケティング論、ビジネス・エコノミクス、組織行動論、証券市場論、国際会計論、経営データ分析演習 など
社会システム専攻
現代社会の様々な出来事を、法律、言語、文化や歴史の視点から考え、さらには人間の「知」の在り方などについても多角的に学びます。
【専門科目】
国際関係論、情報科学、会社法、国際法、スポーツ文化論、言語学、異文化間コミュニケーション論、社会データ分析演習 など
グローバル・コース
国際社会が抱えている複雑な課題や多様性に柔軟に対応し、世界を舞台に活躍するグローバル・スペシャリストを育成します。英語による専門科目や海外研修、自主企画海外体験・研修などを用意しています。
データサイエンス・コース
経済・ビジネスとデータサイエンスを掛け合わせて学ぶことで、データ活用能力を持ち、新しい価値を創造する文理融合型のビジネス・データサイエンティストを育成します。同じキャンパスのデータサイエンス学部と連携したプログラムです。
⼠魂商才に根ざしたグローバル・スペシャリストを育成
「士魂商才」とは、豊かな教養を身につけた上で実践的教育に依拠する地域貢献を目指すという、彦根高等商業学校以来の精神的支柱を意味しています。それが発展した姿として、国際性・学際性・統合性の3つを兼ね備えた高度専門職業人=グローバル・スペシャリストを送り出すことが、経済学部の社会的使命です。