11月28日(月)、令和4年度滋賀大学FDセミナーをハイブリッド形式(彦根キャンパスでの対面及びZoomによる同時双方向型オンライン)で開催し、役員及び教職員約70名が参加しました。
このセミナーは、教育・学生支援機構が主催し、全学的な教育改革の取り組みを推進するため様々なテーマを取り上げて毎年開催しています。今回のセミナーは、和歌山大学システム工学部教授で、同大学データ・インテリジェンス教育研究部門の部門長である吉野孝氏をお招きし、「数理・データサイエンス・AI教育プログラムとオープンバッジ」と題して和歌山大学におけるプログラムの取組についてご講演いただきました。今回は、本学教職員のみならず、和歌山大学からもプログラムを担当されている教員にご参加いただきました。
竹村学長による開会挨拶に続き、吉野教授による講演では、和歌山大学における数理・データサイエンス・AI教育プログラムの取組内容や受講状況、学生に対する授業のサポート体制といった点について、和歌山大学での具体的な事例を交えながら説明いただきました。また、昨今では、学修成果の可視化の一環で、「オープンバッジ」と呼ばれる電子的な修了証を発行する取組が各大学で見られるようになってきており、和歌山大学ではすでに学生に対して様々なオープンバッジを発行されています。こうしたオープンバッジ発行の方法や実際に導入したうえでの課題といった点についてもお話いただきました。
その後、本学からは数理・データサイエンス・AI教育推進部会の部会長であるデータサイエンス学部の市川治教授により、本学プログラムの紹介がされました。
続いてオンラインでの参加者を交えた質疑応答が行われ、会場の参加者及びオンラインでの参加者から、学生に対するサポートの実施体制やプログラムの広報などについて質問があり、活発な意見交換が行われました。
本学は今年度、数理・データサイエンス・AI教育プログラムの応用基礎レベルの認定を受けたところで、全学的な取組の推進をはかっているところです。今回のセミナーは、今後の数理・データサイエンス・AI教育プログラムの実施やオープンバッジの活用法について全学教職員が理解を深めていくうえで大変有意義な機会となりました。
【お問い合わせ先】
学務課教育改革室