経済学部・柴田淳郎准教授のコラムが朝日新聞に掲載されました。
掲載日
2022年11月20日
メディア
朝日新聞
内容
「柴田先生の経済コラム 明暗分けた 経営判断」
今回のコラムでは、分離独立後の香蘭社と精磁会社について紹介されています。精磁会社は、「有田の長期不況」と呼ばれる経済危機に直面し、輸出不振により減産体制となります。その後、機械生産に舵を切りますがうまくいかず、倒産してしまいます。一方で香蘭社は陶磁器の部分的な機械生産に成功したことなどにより、欧米へ輸出可能な陶磁器を完成させます。香蘭社が有田の長期不況を克服できたのは、分離独立により企業統治の退出メカニズムが機能し、正しい経営戦略を実行できたからです。その後、深川栄左衛門の次男が香蘭社から分離独立し、深川製磁を創業。現在も有田焼産地の名門老舗企業として現存します。
<関連記事>
- 【掲載】朝日新聞で柴田淳郎准教授の経済コラム掲載(R3年度分)
- 【掲載】朝日新聞で柴田淳郎准教授の経済コラム掲載(革新 木製・近代漆器の両立)
- 【掲載】朝日新聞で柴田淳郎准教授の経済コラム掲載(旅館から白木地製造に転換)
- 【掲載】朝日新聞で柴田淳郎准教授の経済コラム掲載(商号に父 兄弟二人三脚)
- 【掲載】朝日新聞で柴田淳郎准教授の経済コラム掲載(DCの潮流 菓子鉢バブル)
- 【掲載】朝日新聞で柴田淳郎准教授の経済コラム掲載(存続の危機 新商品開発へ)
- 【掲載】朝日新聞で柴田淳郎准教授の経済コラム掲載(奇抜な新商品 ヒットせず)
- 【掲載】朝日新聞で柴田淳郎准教授の経済コラム掲載(定番商品に「リ・デザイン」)
- 【掲載】朝日新聞で柴田淳郎准教授の経済コラム掲載(課題は生産効率との両立)
- 【掲載】朝日新聞で柴田淳郎准教授の経済コラム掲載(「用の美」徹底 海外で評価)
- 【掲載】朝日新聞で柴田淳郎准教授の経済コラム掲載(陶磁器産地 時に革新必要)
- 【掲載】朝日新聞で柴田淳郎准教授の経済コラム掲載(幕末-明治 有田焼の危機)
- 【掲載】朝日新聞で柴田淳郎准教授の経済コラム掲載(商社設立 25万両の利益)
- 【掲載】朝日新聞で柴田淳郎准教授の経済コラム掲載(香蘭社、万博で大成功)
- 【掲載】朝日新聞で柴田淳郎准教授の経済コラム掲載(工場生産か工芸か 分裂)
- 【掲載】朝日新聞で柴田淳郎准教授の経済コラム掲載(分離独立が生んだ健全)
【このページの作成】
広報課