10月31日(月)、第24回滋賀大学グローバルセミナーをオンラインで開催しました。
今回は本学経済学部卒業生のJETRO・安藤勇生さんに、「世界を舞台に仕事をするとは~万博に携わる中で感じた世界~」をテーマに、モデレーターである同じく本学経済学部卒業生のJETRO・卜部眞風さんと対談形式でお話いただきました。
安藤さんはこれまで長年にわたっていくつもの国際博覧会の開催に携わっておられ、国際博覧会の変遷から日常生活へのつながりをお話しされる中で、「開催国が国際博覧会に込められた総合的なテーマを、どのように咀嚼して日本感を大切にしながらメッセージを発信できるかが難しい」と語られました。また2025年には大阪・関西万博が開催されることから、「世界150か国のリーダーが半年もの間、滋賀に一堂に会する機会はそうそうない。これを機に一緒に滋賀大学からも何か発信していきましょう」と激励のお言葉をいただきました。
また質疑応答の時間では、学生からの「近年日本のプレゼンスが低下してきているのではないか」という質問に対して、「日本の位置づけを明確に決定づけるのは難しいが、卑下する必要もないように感じる」と回答され、「皆さんもぜひ自分で日本が国際社会の中でどのような存在なのかを考えてみて欲しい」とお話しいただきました。改めて日本がどのような国なのかを再確認できるような、大変濃い時間となりました。
~滋賀大学グローバルセミナー~
このセミナーでは、国際に関係した様々なトピックに関して学生同士が自由に話し合ったり、ゲストとの交流を通して学生自身の世界を拡げるきっかけを作りたいと考えています。扱うトピックは、異文化、留学、外国語、地球規模の話題(気候変動、Covid-19、政情不安、ヘイトクライム、国際情報リテラシーなど)など、国際に少しでも関することです。トピックやゲストスピーカーの希望があれば、ぜひメールを国際交流課までお寄せください。
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