経済学部・吉田裕司教授のコラムが日本経済新聞に掲載されました。
掲載日
2022年11月16日
メディア
日本経済新聞
内容
「やさしい経済学 為替変動の要因と影響⑨ 円安と国内インフレの関係」
吉田教授は他大学の研究者と共同で為替レート、輸入価格、企業間国内価格、消費者物価指数の4つの価格間の関係を「事変的パラメータVAR」という手法で分析しました。その結果為替レートの変化が消費者物価指数に与える影響は小さいことが示されました。本コラムでは、為替レートの変化が国内価格に与える影響について、他の研究者の分析結果についても紹介されています。また、吉田教授らは米国の研究者の分析手法を用いて分析したところ、為替レートパススルーを実証分析するときには為替レートの変動要因にも注視することが必要であるとわかりました。これまでの実証分析からは円安の影響だけでは物価が大きく上昇することは考えにいですが、世界各国のインフレによる影響については不確実な部分が大きいことは認めざる負えません。
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広報課