6月30日(木)、第20回滋賀大学グローバルセミナー「Finnish Culture and Education -Key Factors for the Success of the Happiest Nation」を対面とオンラインで開催しました。
今回のセミナーでは、フィンランドセンター所長のアンナ=マリア・ウィルヤネンさんと、研修生のイェンナ・タヴァスティさんに、フィンランドの教育や文化について英語でお話いただきました。
最初に、イェンナ・タヴァスティさんより、東京のフィンランドセンターからオンラインで、フィンランドの教育についてお話しいただきました。フィンランドの教育は誰にとっても「平等」な教育が約束されているそうです。また、日本と違うところは「生涯学習」という考え方です。フィンランドでは、中高年の方や高齢者の方が自分の興味のあることについて、大学などの高等教育機関に通うことが当然のことであり、20代から70代まで多世代の学生が同じ場で学び、繋がりが生まれる環境があるそうです。
次に、アンナ=マリア・ウィルヤネン所長より、ヘルシンキからオンラインでフィンランドの文化について、ご紹介いただきました。フィンランドの文化は、皆にとって「Well-Being(よく生きること)」が根付いているそうです。サウナや芸術、建築などもWell-Beingの精神が根底にあり、日本にもフィンランドの家具や雑貨などが多数輸入され、それを生み出す風土がここにあるのだと感じました。フィンランドの朝の景色はとても美しく、鳥の囀りだけが聞こえてくる湖畔の風景は、言葉にできないほど素晴らしいとおっしゃっていました。
質疑応答も英語で行いました。最初は質問が出るかどうか不安でしたが、不安とは裏腹に参加学生からの質問が途切れることなく、積極的な質疑応答となりました。
今回、初めて英語という言語を使ってのセミナーを開催し、学生達はフィンランドの異文化について、英語で聴き英語で話すという貴重な機会となり、素晴らしいセミナーになりました。
~滋賀大学グローバルセミナー~
このセミナーでは、国際に関係した様々なトピックに関して学生同士が自由に話し合ったり、ゲストとの交流を通して学生自身の世界を拡げるきっかけを作りたいと考えています。扱うトピックは、異文化、留学、外国語、地球規模の話題(気候変動、Covid-19、政情不安、ヘイトクライム、国際情報リテラシーなど)など、国際に少しでも関することです。トピックやゲストスピーカーの希望があれば、ぜひメールを国際交流課までお寄せください。
【お問い合わせ先】
国際交流課
E-mail:kokusai[at]biwako.shiga-u.ac.jp(※ [at] を@に変更してください)