学生が自らのキャリアデザインを主体的に学び、ライフデザインをしっかりとイメージすることができるよう開講している、全学共通教養科目「キャリアデザイン論」に、1月9日、財務省主税局長・青木孝徳氏が登壇されました。
青木局長は、ご自身が大学進学と上京・一人暮らしが厳しい家庭状況の中、授業料免除制度や故郷の奨学金のお陰で大学を卒業することができ、その感謝から「頑張っている人を後押ししてくれる社会」をこれからも守っていきたいと思い、国家公務員を志望したと語られました。
その後、入庁された財務省の政策を行う省庁の立場、査定を行う省庁の立場としての業務の進め方を説明され、主計局次長時代の「小学校の少人数学級」にかかる予算編成の経緯、論点、対応についてや、主税局長として実務にあたられた「定額減税」にかかる政策目的、論点、対応などを具体的に講義されました。またそれらのお話の中で、仕事に対する姿勢、公務とは何であるかをわかりやすく語られました。
日頃は中々知ることができない官庁業務の実務の詳細など、大変貴重な経験をお話しいただき、これから社会に出る学生たちにとって得難い時間となりました。
講義終了後は学長室を訪問され、竹村彰通学長と能登真規子経済学部長と和やかに懇談されました。
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広報課