経済学部・御崎加代子教授が、ポッドキャスト “Smith and Marx Walk into a Bar: A History of Economics Podcast(スミスとマルクスがバーにやってきた:経済学史ポッドキャスト)”に出演しました。
このポッドキャストは、米国デューク大学の研究者たちが中心となって運営され、毎月15日に話題の経済学史研究者やノーベル経済学賞受賞者を含む経済学者が登場し、インタビュー形式で自らの研究について語るものです。
御崎教授はインタビューで、自著『Léon Walras’s Economic Thought: The General Equilibrium Theory in Historical Perspective, London & New York : Routledge, 2024』の内容について、自由競争の効率性を証明する一般均衡理論を、なぜワルラスは自らの「科学的社会主義」の基礎理論とみなしていたのか、その謎を解明するのが本書の目的と語りました。またワルラスとの最初の出会いは、経済学部1回生のときに受講したミクロ経済学の授業であったこと、3回生で受講したフランス語外書講読の授業で、正義を論じるワルラスの著作を読み、ミクロ経済学のワルラス解釈に大きな違和感を覚えるようになったことが、研究の出発点となっていることも話されました。
<御崎加代子教授インタビュー>
ポッドキャストはSpotify、Apple、Amazonなどの一般的なPodcastのプレイヤーで聴くことができます。
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広報課