1月6日、彦根キャンパスの本部管理棟3階大会議室で年始交歓会を行いました。今年も対面方式とオンライン方式併用で開催し、役員・副学長・課長らが出席しました。
竹村彰通学長より新年の挨拶があり、引き続き久保加織教育学部長、能登真規子経済学部長、市川治データサイエンス学部長から挨拶がありました。
竹村学長は挨拶の中で、静かに新年を迎えることができた日本ですが、世界情勢は不安定化の要素が大きく、第2次世界大戦の反省の上に立った平和の理念が後退し、力による支配という100年前の世界に戻ったような印象さえ受けると危惧されました。しかし大学としては、平和の理念を大切にするとともに、現在の状況の社会経済的な背景を冷静に分析し、それらを学生に伝えていくことが重要であると力強く述べられました。
国立大学や滋賀大学をめぐる状況については、今後の少子化の中で長期的な視点からそれぞれの大学の特徴や強みを明確化し、生き残りを図っていくことが求められており、社会の中での国立大学の重要性をさまざまな観点から訴え、説得していくことが必要と説明され、滋賀大学は地域中核施設整備事業および高度情報専門人材事業が始動し、経営分析学専攻も順調にスタートして、今後に向かって十分大きなチャンスを掴んだと述べられました。
教育面では、データサイエンスを横串しに全学教育を進め、その中でリベラルアーツ・STEAM教育、アントレプレナー教育も重要であり、特にデータサイエンス×アートの重視を、今後の滋賀大学の戦略の一つとして挙げられました。また教育学部・附属小学校150周年事業についても触れ、これを機に教育学部・附属学校をアピールしていきたいと抱負が語られ、関係者の尽力を期待されました。
最後に、教職員が共に力を合わせて滋賀大を発展させていきたいと、挨拶が締めくくられました。
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広報課