12月25日、本学職員を対象とした、大学業務についてグループワークを通じて考える新形態の研修企画「Shigadai Drastic Transformation」(略称SDX)を、対面・オンライン併用の形式で開催しました。
DX・RPA推進チームは、「DXとは単なるデジタル化ではなく、職員の大学業務に対する理解と根底からの意識変⾰が必要」「自らの意見を具体的に提示できる力を持つことが大切」という考えから、知識・考え⽅のアップデートや企画力向上を目的として、「自分たちで考える」ことに重点を置くワークショップである本企画「SDX」を昨年度から実施しています。フラットに学び合うこと、「使える」研修であることを目指し、「職階関係なし」「対話型」「事後課題あり」をコンセプトとしています。
第4回となる今回は「これからの文書決裁を考える」と題し、各グループに分かれて、「そもそも稟議、決裁はなぜ必要か、その意義とは」「電子決裁のメリットとデメリット」などについて各参加者で考え、意見交換しました。最後のワークでは、先般実施した学内職員向けのアンケート結果も踏まえ、文書決裁についての課題とその解決策について考え、グループごとに実現可能と思われる企画を提案しました。
この企画は、意見交換する職員コミュニティ形成も目的の一つとしています。今回は幅広い職階からの参加があり、初参加の職員も多く、普段話さない部局の職員同士、異なる役職、年齢の職員同士が対等なグループワークをすることで得られる気づきがありました。また、対面・オンラインのハイブリッドで進行するグループワークの試みとしても、大変実験的な企画となりました。
今後も、デジタルスキル向上だけにとどまらず、こうした実践型・対話型の研修を通じ、大学業務の基礎理解や意識変革に職員全体で取り組んでいきます。
DX・RPA推進チームは、本学の第4期中期目標・中期計画で定められたデジタル・キャンパスの実現に向けて令和4年度に若手大学職員をメンバーとして発足しました。
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