12月14日、彦根キャンパスの体育館で「レクリエーション&卓球バレー交流会」を開催しました。この交流会は、学生自主企画プロジェクトの一つとして、「インクルーシブスポーツプロジェクト」が滋賀県レクリエーション協会と滋賀県卓球バレー協会の協賛を得て、誰でも楽しめるインクルーシブスポーツである卓球バレーを通じた企画として実施したものです。卓球バレーは、来年滋賀県で開催される「第24回全国障害者スポーツ大会」のオープン競技としても行われます。
これまで慣れ親しんできたスポーツの“楽しみ方”の一つは相手と競いあうことで、そこでの”仲間との繋がり”は相手に勝つための手段でした。そして、“ナンバーワン”を決めるためにトーナメントやリーグ戦が行われてきましたが、学生たちは、この方法以外に”仲間との繋がり”を深める方法はないのか考えました。昨今、あらゆる人が孤立したり、排除されたりしないよう援護し、社会の構成員として包み、支え合うインクルーシブでダイバーシティな社会が求められています。そのため学生たちスタッフの3名は、身体活動を通して人々との“繋がりや絆”の大切さを体験してもらいたいという思いから、レクリエーション&卓球バレー交流会を企画しました。
当日は、「障がいや国籍、年齢を超えて仲間とともに交流しませんか?」のキャチフレーズのもとに、身体や知的に障がいのある方、海外からの留学生、地域の方々、本学の学生、指導員合わせて15名が集いました。開会式後に行われた20分程のレクリエーションでは笑顔があふれ、参加者間の距離が一気に縮まりました。その後、3人制にアレンジした卓球バレー(本来は6人制)では、和やかな雰囲気の中、真剣にゲームに取り組む様子が見られました。
参加者の感想文には、「どんな年になっても楽しめる競技。身近な人に楽しかったことを伝えたいと思う」「チームで楽しくゲームができた」「想像したよりも白熱して楽しかった」「また参加したい」などの意見が寄せられ、企画のねらいとした多様な人々による親交が深められた交流会となりました。
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広報課