留学生対象就職活動ガイダンス（第10回）開催報告

　12月14日、彦根キャンパスで「第10回留学生対象就職活動ガイダンス」をハイブリッド（対面・オンライン）で開催し、留学生11名が参加しました。このガイダンスは、滋賀大学、環びわ湖大学・地域コンソーシアム、びわ湖東北部地域連携協議会が、日本での就職を目指している県内大学の留学生を対象に、日本で働くための就職活動の方法や就職に係る在留手続きなどを知ってもらうため、2020年から年2回開催しています。

　前半は、入江直樹先生（滋賀大学就職支援室）から「日本で働くための就職活動について」、寅野滋先生（元滋賀大学国際交流機構）から「就職活動と在留資格」について講演いただきました。講演中、参加留学生たちは、日本で就職活動をする際に必要となる知識や注意事項についてメモを取りながら、熱心に聞き入っていました。また、前半終了後の休憩時間にも、積極的に講師に質問していました。

　後半では、内定を得た滋賀大学留学生から「就職活動体験談（困ったことや成功へのコツ）」「内定先の業種や仕事の内容」、また、日本の企業に就職した滋賀大学卒業生から「日本で就職しようと思ったきっかけ」「就職活動体験談や後輩への就活アドバイス」などを話していただきました。

　講演後には、内定を得た留学生・卒業生へのインタビューが実施され、インタビュアーの寅野先生から実際に受けた面接について質問がありました。留学生は「面接では、固い話だけではなく、雑談のような自然な会話から就活生の人柄を知りたいケースが多いので、普段の大学生活で日本人学生と積極的にコミュニケーションをとって雑談に慣れておくのがよい」とアドバイスされました。

　参加した留学生にとって、本ガイダンスで学んだ知識や心構えが今後の就職活動の一助になることを願います。

　次回、第11回留学生対象就職活動ガイダンスは、2025年夏に開催する予定です。