2024/12/11
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FDセミナー(令和6年度)「VUCA時代における分野の枠を超えた知識・教養の重要性~全学規模でのメジャー・マイナー制の導入例~」開催報告

 12月4日、令和6年度滋賀大学FDセミナー「VUCA時代における分野の枠を超えた知識・教養の重要性~全学規模でのメジャー・マイナー制の導入例~」をオンラインと対面のハイブリッド形式で開催し、約30人が参加しました。このセミナーは、リベラルアーツ・STEAM教育研究センターが主催するもので、全学的な教育改革の取り組みを推進するため様々なテーマを取り上げて毎年開催しています。

 開会の挨拶では、リベラルアーツ・STEAM教育研究センター長の松丸真大教授が、現代社会における分野横断的な知識と教養の重要性について述べました。続いて、教育・学生支援機構の大谷宗啓特任准教授が、滋賀大学の取り組みについて発表しました。滋賀大学では、令和4年度に全学共通教養科目の再編を行い、今年度からは改革の第二段として「未来創生リベラルアーツプログラム」を始動しました。このプログラムは、分野横断的な知識、課題解決力、複眼的思考を持つ人材の育成を目指しています。

 次に、新潟大学副学長で教育基盤機構副機構長の福島治氏の講演があり、新潟大学での「全学分野横断創生プログラム(通称NICEプログラム)」の取り組みについて紹介いただきました。このプログラムは、学生が自分の専門分野に加えて、異なる分野の知識も学ぶことができるもので、分野を超えた知識と教養を身につけることを目指しておられます。

 その後、オンラインの参加者を交えた質疑応答が行われ、学生が希望する科目を受講できるカリキュラム編成のあり方や、分野横断的な知識と教養の重要性を学生に伝える工夫など様々な質問があり、予定時間を超えて活発な意見交換が行われました。閉会の挨拶では、渡部雅之理事が今後のリベラルアーツ教育の展望について述べ、セミナーを締めくくりました。

 参加者は本セミナーを通じて、分野を超えた知識と教養の重要性について深く理解し、今後の教育の在り方について考える貴重な機会となりました。滋賀大学は、引き続きリベラルアーツ教育の充実を図り、学生が多様な視点を持つことができる環境を提供してまいります。

壇上で話す大谷特任准教授

大谷特任准教授による発表


Zoomで講演する福島新潟大学副学長

新潟大学・福島副学長による講演


質疑応答中のZoom画面

質疑応答の様子

【お問い合わせ先】

学務課教育改革室

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