経済学部社会システム学科4回生の中島光音さんが公益財団法人日韓文化交流基金主催のJENESYS2024大学生訪韓団に選抜され、9月20日から9月28日の日程で韓国を訪問しました。
JENESYSは、日本政府(外務省)が日本とアジア大洋州、北米、欧州、中南米の各国・地域との間で、対外発信力を有し、将来を担う人材を招へい・派遣する対日理解促進交流プログラムのうち、アジア大洋州の各国・地域を対象とした青年交流事業です。
中島さんは、現地の方々との交流等を通じて、韓国の歴史や社会、文化等を学びました。日本の学生代表として学んだ経験を活かして、帰国後は日本の魅力や日韓間における相互理解の促進につながるような情報発信を積極的に行っています。
中島光音さんレポート
2024年度大学生訪韓団に参加しました。9月20日から28日の間韓国に滞在し、多くの韓国人と文化に触れ、沢山の経験をしました。以下に自身の体験をまとめました。
1日目:入国
2日目:韓国代表団との交流
韓国の学生とソウル市内を散策し、その後、両国の文化や言語を交換し合いました。数時間という短い時間でしたが、別れる際は大変名残惜しかったです。
3日目:日韓交流お祭り2024 in Seoul
両国の文化交流の催しとして最大規模のイベントに、私たち訪韓団もブースを出展しました。2つのブース(織染め体験・被災者の知恵)に分かれて運営し、多くの韓国の方と交流しました。私は織染め体験を担当しましたが、日本語が流暢な韓国の方が想像以上に多く、韓国という地にいながら、ほぼ日本語で対応しました。
4日目:大韓民国外交部と在韓日本大使館公報文化院へ訪問、ソウル大学校の生徒との交流
5日目:烏頭山統一展望台、Hyundai Moterstudio Goyang、ソウル文化博物館訪問
北朝鮮までわずか2㎞の場所を訪れました。望遠鏡越しに、北朝鮮で生活している人々を目にした時、強い驚きを覚えました。しかし、それと同時に、地理的には大変近い国でありながら、そこで暮らす人々を見ただけで驚いているという事実に、感覚的な遠さを痛感しました。
6日目:ホームステイ
実際の韓国国民の日本に対する現在と過去の印象の違い、そして未来について、ホストの方の話をうかがいました。未だ残る日韓の問題を考え、より良い友好関係を築き上げるために私たち自身がアクションを起こすことが必要不可欠だと実感しました。
7日目:コモンズフィールド春川、南怡島訪問
コモンズフィールドでは、韓国の地方創生についての講義を受けました。
8日目:龍山戦争記念館訪問、聖水洞探索(自由時間)、成果報告
9日目:帰国
9日間の訪韓を通し、韓国の文化や歴史を学びました。政治や外交関係では様々な問題がある日韓関係ですが、私自身が関わった韓国の方は日本に対して好印象を持っていました。このような交流に多くの方に参加していただくことで、日韓の更なる理解に繋がると思います。皆さんも是非参加してみてください。
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広報課