10月10日、カナダのバンクーバーにあるSELCランゲージ・カレッジ校長のSammy Takahashi(サミー高橋)氏を講師にお招きし、「人生を変える!? カナダの魅力にせまる!」と題し、カナダについてお話いただきました。
高橋氏は、アメリカの大学を卒業後、日本に帰国し、大手の英会話スクールで講師トレーニングと教材開発に従事した後、1991年にカナダに移住されました。1994年、バンクーバーに英語学校を設立し、2012年までにカナダに3校、オーストラリアに2校の直営校を展開され、現在は、SELCランゲージ・カレッジ校長、および日本カナダ商工会議所の会長を務めておられます。
今回のセミナーは、欧米の参加型授業形式で開催されました。美しい風景写真等とともに、「カナダは世界で最も永住したい人が多い国」「バンクーバーは、海と山に囲まれた自然と都市が調和した美しい街。夏は涼しく、冬もカナダの都市の中では温暖です」と紹介があり、続いて「カナダについて、何を知っていますか?」「カナダをどう思いますか?」「多文化、多民族国家について、どのように思いますか?」等々、学生に語りかけるように質問を投げかけ、学生がそれに答える形でセミナーが進みました。講義形式に慣れている学生たちは最初は戸惑いを見せていましたが、セミナー終盤には参加型の授業形式にも慣れ、積極的な発言が多く見られました。
最後に、高橋氏より「カナダには多くの学生さんたちが留学やワーキング・ホリデー等で来ています。ぜひ皆さんもカナダに来てください。自分の可能性を信じて、何でも挑戦してみてください」とのアドバイスがありました。
参加した学生からは、「語学留学の後、インターンシップをしたいのですが、どうすればいいですか?」「カナダは多民族国家ということですが、民族間で皆さんが認め合っているということですか?」「英語が上達するには、どうすればいいですか?」等々の質問が出され、高橋氏は「英語は勉強するのではなく、スポーツをするように体と口を動かせて覚えるものです。何事にも恐れず、まずやってみましょう」と丁寧に回答されていました。セミナー終了後も、個別に質問をしている学生もおり、カナダに興味を持った学生が語学留学やインターンシップ等を真剣に検討している様子でした。学生たちが、少しでも海外に目を向け、海外渡航に挑戦する学生が増えることを願っています。
滋賀大学グローバルセミナー
このセミナーでは、国際に関係した様々なトピックに関して学生同士が自由に話し合い、ゲストとの交流を通して学⽣⾃⾝の世界を拡げるきっかけを作りたいと考えています。 扱うトピックは、異⽂化、留学、外国語、地球規模の話題(気候変動、Covid-19、政情不安、ヘイトクライム、国際情報リテラシーなど)など、国際に少しでも関することです。
トピックやゲストスピーカーの希望があれば、ぜひ国際交流課までメールをお寄せください。
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