8月10日、彦根キャンパスで体育会主催の危機管理講習会を開催しました。この講習会は、救急救助法や非常時の対処知識を習得し、学生生活・団体運営の更なる向上を目的とするものです。当日は、関西大学人間健康学部の灘英雄教授をお招きし、講習と実技講習を実施し、昨年度の参加者数を上回るおよそ200名の学生が参加しました。
午前の講習会では、傷病者を発見したときの現場での対応やAEDの使用方法など、救急車が到着するまでにできる救命処置についての講義を受け、質疑応答では、熱中症対応で気を付けるべきことやAED使用の判断方法について質問がなされ、灘教授から丁寧な回答がありました。
その後の実技講習では、グループごとにトレーニングキットを利用しながら、心臓マッサージとAEDの使用方法を学びました。また、ダミー人形とアプリを利用して、正しく心臓マッサージができているかをゲーム形式で確認しました。
午後はプールに移動し、水難事故を防ぐための実技講習を行いました。衣服を着用したままプールに入り、ペットボトルや浮き輪などを利用して溺れている人を助ける訓練を実施しました。また、素手で溺れる人を助けることが大変困難であることについて、実際に体験しながらアドバイスもいただきました。
今回の講習会では、心肺蘇生法とAEDの使用方法、溺者救出の手段や泳法等一通り学習しましたが、一朝一夕では身につかないと思われます。今回の講習会をきっかけに非常時に必要な対処方法を常に考え行動し、今後の学生生活やクラブ活動で活かすことを期待します。
【お問い合わせ先】
学生支援課学生支援係