国際交流機構では、昨年に引き続き、6月16日~29日までの2週間、オーストラリア・ディーキン大学ビジネス研修の学生20名、引率教職員2名を受け入れました。
この研修は、ディーキン大学ビジネス・スクールの学生が湖東地域の事業所や企業(彦根城世界遺産登録推進室、永楽屋、岡村本家、四番町スクエア)を訪問し、観光、情報発信、地場産業(彦根仏壇、日本酒)の海外展開等に関わる課題を聞き取り、課題解決のための提案を行うというものです。
研修期間中、本学の学生は通訳を担当し、企業訪問や課題整理のための資料作成等に協力しました。また、最終日の報告会でも発表の通訳を務めました。ビジネス・スクールの学生たちは、4班に分かれそれぞれの事業所からの聞き取り、考察等から導き出した課題解決策を、各事業所の関係者の前で発表し、「短期間でよく理解し、提案をまとめていただきました。海外の学生さんの目線でとらえた提案であり、有意義なものです。経営の参考にさせていただきます」等の講評をいただきました。
週末の1日日本文化体験では、米原市の青岸寺で座禅とお抹茶の体験、長浜旧市街地の散策、冨田人形会館において人形浄瑠璃の体験をしました。座禅の体験では、「心を無にすることが難しかった」、「お抹茶は苦かった」等の感想が聞けました。冨田人形会館では、人形の操作が難しく、見るのと人形を操作するのが大きく違うということ、手の動かし方によって人形の動作の見え方に大きく違いがあるということがわかり、多くの学生が感動していました。
ディーキン大学ビジネス・スクールの学生たちは、2週間の研修でしたが大きな成果を得て、帰国しました。国際交流機構では、今後もキャンパスのグローバル化を目指し、様々な活動を行っていきます。
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