2024/6/13
お知らせ データサイエンス 全対象

滋賀大&国立音大による「音楽×データサイエンスの創発セッション」開催報告

 6月1日、滋賀大学・国立音楽大学による連携協定事業として、音楽データサイエンスに関するセミナー(シンポジウム)「第1回 音楽×データサイエンスの創発セッション」を国立音楽大学で開催しました。

 昨今の生成AIの発展により、音楽や絵画などの芸術作品をAIを活用して作成できる時代になり、データサイエンスとアートは急速に融合していくことが見込まれています。このような背景のもと、データサイエンスのパイオニアである滋賀大学と、音楽界の名門である国立音楽大学の両者が新たな知の領域に挑戦しました。

 第1部では、国立音楽大学の音楽データサイエンス教育の紹介が行われました。次に、滋賀大生と国立音楽大生が混成のチームを組み課題に取り組むコラボレーションの成果発表が行われました。課題の内容は「AIと人間の感性を用いた音楽生成」と「好みや状況に合った音楽推薦」です。それぞれの持つ強みをうまく生かした素晴らしい発表となり、異質の才能の邂逅がもたらす化学反応を見ることができました。

 第2部のポスター発表では、滋賀大学、国立音楽大学の5名の学生が、音楽データサイエンスに関するそれぞれの研究のプレゼンテーションを行いました。来場者からは発表者の学生に熱心な質問がなされました。

 第3部では、日本の音楽研究を支えるメーカー、研究機関、大学に所属する3名の研究者による基調講演が行われました。それぞれの立場から、音楽分野でのデータサイエンスを活用した最新の研究や展望が紹介され、日々進化を遂げるAI技術と音楽的感性の創発を体感することができました。

 最後に竹村彰通学長から、データサイエンスの新機軸としてアート領域の可能性について触れ、今後も音楽×データサイエンスとして協働していきたいと挨拶があり、「第1回 音楽×データサイエンスの創発セッション」は盛会のうちに幕を閉じました。

挨拶する滋賀大学の竹村彰通学長

滋賀大学 竹村彰通学長


挨拶する国立音楽大学の梅本実学長

国立音楽大学 梅本実学長


コラボレーションセッションを行った両大学の学生たちの写真

コラボレーションセッションを行った両大学の学生たち


会場の様子

会場の様子

ポスターセッションでプレゼンを行う学生その1

ポスターセッションでプレゼンを行う学生その2

ポスターセッションでプレゼンを行う学生

【このページの作成】

広報課

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