5月25日、竹村彰通学長、データサイエンス学部・佐藤健一教授、梅津高朗准教授が、兵庫県の灘中学校・高等学校の土曜講座でデータサイエンスに関する講義を行いました。この講座は「総合的な探求の時間」の一環として、社会で話題となっている事象を取りあげ、その分野の第一人者が講義を行うものです。
竹村学長は「データサイエンティストを目指すには」と題して、ビッグデータの活用の重要性とデータサイエンスの意義を説明し、またデータサイエンスで用いられる数学の例として、二項係数と正規分布や関数の最適化などをわかりやすく説明しました。
佐藤教授と梅津准教授は「データサイエンスを学んでみよう」と題して、より具体的なデータサイエンスの活用方法、データの取り扱い方などを説明しました。佐藤教授はオリンピックの10種競技の記録データを例に、統計学や情報学の解析手法によりデータから種目間の関連を見出すという価値創造のプロセスを疑似体験する講義を行いました。梅津准教授は、得意のプログラミングについて自身の経験を交えながら、数値というデータの記録方法と使われ方を説明しました。探索木を用いたデータ構造の長所と短所の説明は非常に面白く生徒たちに好評でした。
講義には60名を超える生徒が参加し、専門的な数学の話にも大変興味を持った様子で、データ解析の基本から、データサイエンスによる価値創造までを学んでいました。
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広報課