1月26日(金)、本学職員を対象とし、大学業務についてグループワークを通じて考える新形態の研修企画「Shigadai Drastic Transformation」(略称SDX)を、全面オンライン形式で開催しました。今回は文部科学省からも研修にご参加いただく特別企画として実施し、部長級から係員級まで、さらには教員も含む45名以上が参加する大規模な研修となりました。
DX・RPA推進チームでは、「単なるデジタル化ではなく、職員の大学業務に対する理解と根底からの意識変革が必要」という考えから、知識・考え方のアップデートや企画力向上を目的として、「自分たちで考える」ワークショップである本企画「SDX」を今年度新たに立ち上げました。フラットに学び合うこと、「使える」研修であることを目指し、「職階関係なし」「対話型」「事後課題あり」をコンセプトとしています。
第2回となる今回は、大学設置基準に関する改正に係る教務系対応を検討しているリベラルアーツ・STEAM教育研究センターとの共催による特別企画として、「大学設置基準を考える(基礎編)」と題して開催しました。まずは採用間もない職員向けに、「大学設置基準とは何か」という説明からスタートした後、特別ゲストとしてお呼びした文部科学省高等教育局私学部参事官(学校法人担当)企画・法規係長足立陸氏(元滋賀大学職員)による大学設置基準改正のポイントについての説明や、質疑応答が行われました。
その後行われたワークでは、各グループに分かれて、「大学設置基準改正の内容を聞いて、自分の部局ではどのように関わりがあるか」について各参加者で考え、意見交換しました。
質疑応答では実務に即した様々な質問があり、また意見交換の場は、第1回SDXよりも幅広い職階・大人数の参加となったこともあり大いに盛り上がりました。また、全面オンラインによるグループワークの試みとしても、実験的な企画となりました。
この企画は、意見交換する職員コミュニティ形成も目的としています。今後もデジタルスキルを向上させるだけにとどまらず、こうした実践型・対話型の研修を通じ、大学業務の基礎理解や意識変革に職員全体で取り組んでいきます。
DX・RPA推進チームは、本学の第4期中期目標・中期計画で定められたデジタル・キャンパスの実現に向けて令和4年度に若手大学職員をメンバーとして発足しました。
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