日本学士院は、明治12年に福沢諭吉を初代会長として創設された「東京学士会院」を前身とする140年の歴史を持ち、学術的な業績をもとに選定された定員150名の会員により組織されています。文部科学省に設置され、学術の発展に寄与するため必要な事業を行うことを目的としています。
令和5年12月12日開催の総会において、佐和隆光元滋賀大学長が新たに日本学士院会員として選定されました。第1部第3分科(人文科学部門 経済学・商学)での選定で、計量経済学における画期的業績や、経済学の方法論について数々の論考を著し、「科学」としての経済学の意味と意義についての理解を深めることに貢献したことや、経済合理性に基づく気候変動緩和策の提言など、いくつかの分野に亘る極めて数多くの業績が認められての選定となりました。
- 日本学士院会員の選定について(日本学士院HP)
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