6月22日(木)、株式会社SUMCO(本社:東京都港区芝浦)のAI推進本部(所在:佐賀県伊万里市、以下「SUMCO」)と連携・協力に関する協定を締結し、滋賀県庁にて連携協定締結発表会を実施しました。
シリコンウェーハは人々の暮らしを豊かにするあらゆる電子製品に搭載されている半導体の製造に欠かすことのできない基盤材料であり、半導体テクノロジーの根源です。SUMCOは、この「シリコンウェーハ」の製造・販売を行う世界的な企業であり、同事業で世界シェア2位を占めています。また最先端ロジック半導体用シリコンウェーハでは、世界ナンバーワンのシェアを保持し続けています。
同社は2018年にAI推進本部を立ち上げ、AI・データサイエンステクノロジーの導入によるデジタルトランスフォーメーション(DX)を推し進め、生産性の改善と「技術で世界一の会社」の技術力の堅持に努めています。
このたびの連携協定は、SUMCOが長年の事業活動の中で得られたノウハウや大量のデータ資産と、本学のデータサイエンス分野の知見の融合を通じて、DXの取組を一層加速させ、社会の持続的発展に貢献することを目的とするものです。今後は、データに基づく解析による課題解決や、インターンシップの受入、データサイエンス分野の社会人教育などで連携協力を進めてまいります。
発表会では、SUMCOの加藤健夫専務執行役員より「滋賀大学とともに、AIの活用推進、データ分析力を高める活動を加速していきたい」との抱負を述べられ、竹村彰通学長は「両者の強みを活かすことで、相乗効果を生み出し、AIを含むデータサイエンス分野の更なる向上を目指したい」と返しました。
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