2023/6/13
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グローバルセミナー(第28回)「一つの進路としての大学院留学-多様性あふれるロンドンの地から-」開催報告

 5月30日(火)、第28回グローバルセミナー「一つの進路としての大学院留学-多様性あふれるロンドンの地から-」をイギリス・ロンドンからオンラインで開催しました。

 今回は、2022年3月に本学経済学部ファイナンス学科を卒業され、同年9月にSOAS, University of Londonの大学院へ留学された福坂美歩さんに「留学準備」「留学中」「これから(就職活動など)」と3つに分けて、お話いただきました。

 まず留学準備として最初に決めることは、「なぜ留学したいのか?」という目的を明確にすること、目的が明確になれば、次に「どうやって留学するのか?」を考えていけると話されました。福坂さんは、3年生の時、ゼミの開発経済学のテキストがきっかけで、漠然とした留学への想いから明確な目的へと変化したそうです。その後は、留学する大学、学びたいコース、国などの選択、さらには出願書類の書き方、奨学金の申請などをリサーチし、今回、その情報を詳細にお話いただきました。

 次に、留学中についてお話いただきました。SOASはロンドンの中心にありますが、小規模でアットホームな大学だそうです。また、地域研究に特化したクラブ活動が盛んで、興味深いとおっしゃっていました。大学生活では、課題提出に追われるようなこともあるようですが、大学には息抜きとしてバーやカフェがあり、金曜日はバーでリラックスする学生も多く、サッカーワールドカップの時には他国の学生たちと国際試合の観戦を楽しんだそうです。寮生活では、フラットメイト7名と課題提出後にはピザパーティーをしたり、誰かの誕生日にはお祝いをしたりと、自分のコース以外の学生と友達になれるのは寮ならではだともおっしゃっていました。

 最後に、これからのキャリアについて話され、卒業後の選択肢として「博士課程進学」「日本での就職」「現地での就職」について、それぞれ行動できる具体的な手段をお話くださいました。

 福坂さんは、今回のセミナーが大学院留学を一つの選択肢として考えるきっかけとなればとおっしゃいました。ご自身の経験からゼミの開発経済学のテキストが留学のきっかけとなったように、いろんなところにアンテナを張ることで自分の興味をはっきりさせ、そのためには入念なリサーチが大切であり、そのうえで納得のいく進路を選択してほしいと話されました。

 質疑応答では、英語での授業に対して留学前にできる事前準備について質問があり、エッセイや論文の書き方に時間がかかるため、日本でアカデミック英語のテキストを使ってエッセイの書き方などを事前に準備していくと、留学先の授業がスムーズに受けられると応答されました。

 今回のグローバルセミナーでは、福坂さんから非常にたくさんの情報を提供していただきました。このことから、福坂さんがどれだけご自身でリサーチされ、やりたいことを実現する強い意志をお持ちなのかが伝わってきました。また、そんな福坂さんだからこそ、現在、自分が納得した進路を選択され、また、その経験を伝える力があるのだと感じました。

多くの学生が参加したZoomの様子

SOAS, University of Londonの紹介

滋賀大学グローバルセミナー

このセミナーでは、国際に関係した様々なトピックに関して学生同士が自由に話し合い、ゲストとの交流を通して学生自身の世界を拡げるきっかけを作りたいと考えています。扱うトピックは、異文化、留学、外国語、地球規模の話題(気候変動、Covid-19、政情不安、ヘイトクライム、国際情報リテラシーなど)など、国際に少しでも関することです。

トピックやゲストスピーカーの希望があれば、ぜひ国際交流課までメールをお寄せください。

【お問い合わせ先】

国際交流課
 E-mail:kokusai[at]biwako.shiga-u.ac.jp(※ [at] を@に変更してください)

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