2022/12/28
お知らせ 教育 地域・企業

「ろう者の音楽」を視覚的に表現した無音映画「LISTEN(リッスン)」の上映会を実施

 障害児者を中心とした音楽教育プログラムの提供、音楽活動の支援を行っている教育学部の音楽教育支援センター(愛称:おとさぽ)が、12月22日(木)教育学部音楽棟演奏室で、ろう者たちが自分の中にある音楽を表現するアート・ドキュメンタリー映画「LISTEN(リッスン)」(共同監督・撮影・制作:牧原依里、雫境(DAKEI))を上映しました。この映画は無音で、言語は手話です。楽器や音声は介さずに、ろう者が自身の手、指、顔の表情から全身に至るまで、その肉体を余すことなく駆使しながら自分の中にある音楽を表現していくさまを映像にしたものです。

 音楽の教員、美術の教員、障害児教育の教員、手話通訳者、聾話学校の教員、そして興味を持った学生たちが参加し、鑑賞の際には耳栓が配られ、より一層ろう者の音楽を自分自身の感覚で感じる試みがなされました。参加者からはそれぞれの専門で、様々な角度から深い感想を頂きました。

 おとさぽは今後、聴覚障害者の方とも楽しく、意義深い催しを開催したいと思っております。そのはじめの一歩として、「LISTEN(リッスン)」の上映会を実施しました。これをきっかけに、盲学校で開催した「さわるオーケストラ」のような、独自のプログラムを展開していけたらと考えています。

耳栓を配る林教授

上映前の様子


教育学部の教室での上映会

上映の様子


映画チラシ

映画チラシ

【お問い合わせ先】

教育学部附属音楽教育支援センター

Translate »