障害児者を中心とした音楽教育プログラムの提供、音楽活動の支援を行っている教育学部の音楽教育支援センター(愛称:おとさぽ)が、楽器を触って全身でオーケストラを感じる新しい音楽教育プログラム「さわるオーケストラ」を、12月20日(火)、滋賀県立盲学校で実施しました。この催しは、滋賀県とびわ湖東北部地域連携協議会との連携で、「ホールの子リーチ」事業として、県の「ホールの子」に来にくい子どもたちにも音楽を届けるという目的で行われました。
はじめに、プロのオーケストラ「近江シンフォニエッタ」(代表:教育学部・中根庸介准教授)からバイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスの弦楽器奏者と打楽器奏者が演奏を披露。その間、盲学校の3~18歳の生徒たちは楽しそうに身体を揺らしたり、リズムを取っていました。
その後、弦楽器の4種類の音色を聴き比べ、奏者から弦の持ち方を教わり、実際に楽器を触って自分で音を出してみました。パーカッションではプロ顔負けのセッションをした生徒もいて、それぞれが自分の身体で音楽を感じ取り、身体と音楽はつながっていると感想を述べてくれました。
附属音楽教育支援センター長の林睦教授も、「触る」ことがとても有効に作用したと、今回のプログラムの手ごたえを語っていました。
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教育学部附属音楽教育支援センター